ヒーリングのご感想をいただきましたWさんの体験のご紹介です。

【東京都　Wさん】

初めてヒーリングを体験しました。
私は神秘的なものやスピリチュアル関係には
まったく興味はありませんが、
手から出る気のようなものは前からあることは
あるんだろうなあ、と思っていました。

考え方としては完全にニュートラルです。

講習ではまず自分の手のひらを10センチくらい
間隔をあけて合わせてみました。

すると、間に何もないのに、磁石が反発しあうような
不思議な感覚がありました。

そしてその感覚は優しくお団子を作るように
手を動かすと、どんどん丸く、球体になり、
まるでものすごく柔らかい水風船を持っているようです。

ここまでは過去になんとなく体験していました。

でも、驚いたことにしばらくそれをやっていると、
その水風船がどんどん温かくなってくるのです。

次にお隣の方と同じように手のひら
を少し離して合わせていると、
手に感じる温度はどんどん高くなり、
まるで手をお湯の中に浸しているかのようでした。


その熱はゆっくりと巡るように身体全体に広がり、
温泉に全身がつかっているようにぽかぽかと温まり、
なんとも心地いいのです。

これは初めての経験でした。

やはり人間の手には何かのパワーがあるのでしょうね。

それで思い出したのが、十年前に亡くなった父のことです。
ガンが全身に広がり、痛みと化学療法の副作用、

そして肺転移したための呼吸困難に苦しむ父に
何もしてあげることができず、
私はただ父の背中をさすり続けました。
一時間ほどもさすっていたでしょうか。

痛みにうめいていた父がすやすやと眠ってしまったのです。

以来、亡くなるまで家族の誰かが父に手を当てていました。


「手当て」ってこういうことかもしれません。

私はネガティブ思考人間で、考えてもしかたがないことや取り返しがつかない過去の失敗をいつまでもくよくよと思い悩んでいましたが、このヒーリング体験に参加した後は、そういうことがないのです。

まさかたった一度の体験で性格が変わるわけはないと
わかっているのですが、
「あの時ああすればよかったのに」と自分を責めることが今のところなくなりました。


試しに嫌な過去を思い出してみても、前のように悲しみや自分への怒りがわいてこないのです。

父の死も、反抗期に父に対して言ってしまった酷い言葉も決して忘れてしまったわけではないのですが。

父が亡くなって以来つらくてきちんと見ることができなかった家族のアルバムを久しぶりにじっくりと見ながら、自分自身に起きた変化の理由を考えていますが、
私にはわかりません。

でも、今こうやって暖かい気分になれているのだから、
ヒーリングは効果があったのだなあとしか思えないのです。

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